「可愛いね、モデルやらない?」
そんなDMから始まる“撮られる副業”が、今注目を集めています。
撮影モデル・被写体モデルは、副業としても人気の高いジャンル。
InstagramなどのSNSを活用することで、個人でも仕事を受けやすい環境が整ってきました。
しかし一方で、下心を持って近づく男性や、性的なDMを送りつけてくる人も多く、
精神的なストレスを抱える人も少なくありません。
この記事では、被写体モデルとしてのリアルな稼ぎ方、SNS活用術、トラブル回避のための3つの対策についてまとめます。
目次
被写体モデルの仕事とは?
被写体モデルは、カメラマンに撮影されるモデルのこと。
事務所に所属せず、個人で活動する人も多く、最近では“撮られたい女子”という言葉も広まっています。
主な仕事内容
- ポートレート撮影(個人カメラマンからの依頼)
- 撮影会(事務所や主催者がセッティング)
- コスプレ・ファッションモデル
- サブスク用・SNS用素材提供(写真販売)
収入の目安と相場
報酬は活動スタイルによって大きく変わります。
- 個人撮影:1回5,000円〜20,000円(交通費別)
- 撮影会(1枠):3,000〜10,000円(1日で数枠こなすと稼げる)
- 写真販売:1枚数百円〜3,000円程度/セット販売も可
月に数回の撮影で副収入として月3〜5万円程度は現実的。
人気が出れば、月10万円以上も狙えるジャンルです。
SNSで仕事を得るための発信のコツ
1. テーマを絞った世界観作り
ポートレート中心、コスプレ特化、ガーリー系など、統一感のある投稿が仕事につながりやすいです。
2. 自分から「募集」するスタンス
「#被写体モデル募集」や「DMでご相談ください」など、受け身ではなく提案型の発信が◎。
3. 写真のクオリティより“安心感”
フォロワーが少なくても、レスが丁寧・過去の実績・トラブルがなさそうという雰囲気が仕事の決め手になります。
トラブルを防ぐための3つの対策
被写体モデルの活動は、一般的な仕事以上に“個人対個人”のやり取りが多く、トラブルが起きやすい環境でもあります。
特に注意したいのは、下心を隠して近づいてくる男性カメラマンや、SNSで過激なDMを送ってくる人の存在です。
1. 初対面の撮影は“第三者あり”が基本
個人撮影であっても、撮影会形式(複数参加)や、友人・マネージャーの同行があると安心です。
「1対1、密室、長時間」という条件がそろうと、不適切な要求やセクハラが起きやすくなります。
2. DMでのやり取りはすべて証拠として残す
「報酬未払い」「あとで言った言わないになる」などのトラブル防止のため、やり取りは必ず文章で残すようにしましょう。
Instagram・XなどのDMでも、スクショ保存や、できればLINEやメールなど記録に残りやすい手段に誘導するのがベストです。
3. NG条件・ポージング・ジャンルは事前に明示
「水着はNG」「顔出し不可」「屋外撮影のみ」など、自分の許容範囲を明確にしておくことが、トラブルを防ぐ最重要ポイントです。
曖昧にしてしまうと、「言ってない=OK」と受け取られ、嫌な思いをしても断れない空気になりがちです。
コスプレ・水着撮影系は要注意
被写体モデルの中でも、コスプレ・水着系の撮影は特にトラブルが起こりやすい領域です。
求められる露出が高くなりやすい
「あくまで芸術目的」や「作品撮り」と言われても、実際にはカメラマン側に性的な目線や下心があるケースも。
最初は健全な雰囲気でも、撮影が進むにつれて要求がエスカレートする例も報告されています。
ポージングや目線指示に注意
「もっとしゃがんで」「胸を強調して」「見つめて」など、
モデルの意図を超えた性的演出を求められるケースもあります。
少しでも違和感を覚えたら、その場で断る勇気を持つことが大切です。
撮影データの取り扱いに要注意
「Twitterでアップしてもいい?」「ポートフォリオに使いたい」などと言われても、
事前に使用範囲の合意がないまま公開されるのは非常に危険です。
特に水着や露出度の高い衣装では、勝手に“性的コンテンツ”として拡散されるリスクがあります。
安心できる環境を選ぼう
- 複数人での撮影会を選ぶ
- 信頼できる主催者・事務所経由で案件を受ける
- 自分でも「ポージングNG例」「撮影条件」を発信しておく
“作品だから大丈夫”という雰囲気に流されず、自分の心と身体を守る判断を忘れずに。
これでトラブル防止&舐められない!
「被写体モデル=素人だから何してもいい」と勘違いする相手も一部に存在します。
だからこそ、最初から“ビジネスのルール”を提示することが、自分の身を守る最善策になります。
1. 仕事依頼はDMではなく「専用フォーム」で受付
DMだと曖昧な依頼・冷やかし・性的なメッセージが混じることも少なくありません。
そこでおすすめなのが、GoogleフォームやNotionフォームなどで「撮影依頼専用受付フォーム」を設置する方法です。
- 名前/希望日時/使用目的/報酬の有無/SNSリンク などを必須項目にする
- テンプレ化することで「誰でも」「しっかりした依頼だけ」が集まる
- 常識のない依頼者を最初からフィルターできる
→「フォームからお願いします」とプロフィールに書くだけで、相手の対応が変わります。
2. 使用範囲や禁止事項を「電子契約書」で明文化
口約束やLINEのスクショでは、いざというときに証拠として弱いです。
そこでおすすめなのが、クラウドサイン・GMOサインなどの電子契約ツールで
「撮影覚書」や「使用条件確認書」などを交わす方法です。
- 撮影日・使用目的・SNS公開の有無などを明確にできる
- 「無断使用禁止」「再編集NG」などを事前に伝えられる
- フォーマットがあると依頼側も真剣に向き合うようになる
→「契約書を交わしてます」と一言プロフィールに入れるだけで、舐められにくくなります。
こうした“仕組み”を取り入れることで、余計なストレスを減らし、本来の活動に集中できる環境をつくることができます。
まとめ|“撮られる副業”は自由度も高いけど、自己防衛も必須
被写体モデルは、スキル不要・顔出し自由・世界観の演出次第で副業として現実的に稼げるジャンルです。
しかし一方で、個人間トラブル・性的なDM・悪質な撮影者など、精神的なストレスも多く、
「甘く考えず、自己防衛ありき」で取り組む必要があります。
もし「人前に出るのが不安」「顔バレせずに稼ぎたい」と感じるなら、
在宅でも稼げるチャットレディなど、別の形で自分を活かす副業も検討してみてください。
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