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自信がないからって安売りしないで|あなたの時間とスキルには価値がある
「こんな私が高いお金をもらっていいのかな…?」
「まだ実績も少ないし、安くしておこうかな…」
そんなふうに“自信のなさ”から自分を安く見積もってしまう女性フリーランス・在宅ワーカーは少なくありません。
でも、“安売り”は一度始めると抜け出しにくく、結果的に損をしてしまうことが多いのです。
この記事では、なぜ自信がないと安売りしてしまうのか、その心理とリスク、そして価値ある仕事をするための考え方について解説します。
「自信がない=価値がない」ではない
まず大前提として知っておいてほしいのは、自信と実力はイコールではないということ。
自信は主観。
でも仕事は、相手がどう評価するかが全てです。
あなたが「こんなの大したことない」と思っていても、
それを「助かる!」「ありがたい!」と思う人は必ずいます。
自分の感覚だけで価格を決める=市場価値を過小評価しているということ。
これが“安売り”の落とし穴です。
なぜ女性ほど安売りしやすいのか?
多くの女性が「価格を上げる」ことに対して、罪悪感や不安を感じやすいと言われています。
その理由は──
- 相手の懐事情を想像してしまう
- 「強気だと思われたくない」という気遣い
- “お願いされたら断れない”という性格
でもビジネスは、対等な取引。
「相手が払いたくない金額=あなたが値引きすべき理由」ではありません。
仕事を安くするのはやさしさではなく、“自分の価値を軽くする行為”になってしまうのです。
安売りの先に待っている“負のループ”とは?
「まずは安く始めて、実績を作ってから単価を上げよう」
そう思って始めたはずが、なかなか価格を上げられなくなるのはよくある話です。
理由はシンプル。
安く受けてしまうと──
- 「安く頼める人」として認識される
- 同じレベルの“値切る人”が集まる
- 高い報酬を払えるクライアントから声がかからない
これが続くと、疲弊しながらも抜け出せない“安請けループ”に陥ってしまいます。
自分を守るためにも、最初から“適正価格”を意識することが大切です。
価値に対してお金をもらう、という考え方
価格を決める時に意識したいのが、「時給」ではなく「価値」という考え方です。
たとえば──
- 文章1本で「気持ちがラクになった」と言ってもらえる
- バナー1枚で商品の売上が上がった
- 30分のアドバイスで悩みが解決した
これらはすべて、「成果=価値」です。
時間の長さではなく、相手にとっての価値が価格の根拠になると考えましょう。
“価格”はあなたの自己肯定感を支える武器
価格設定は、単に収入だけの問題ではありません。
自分に対して「これだけの価値がある」と認める行為でもあるのです。
低すぎる価格は、
・疲れやすくなる
・やる気が続かない
・自信がますますなくなる
といった負の感情を引き起こします。
逆に「この金額でもお願いしたい」と言われると、あなたの自己肯定感は自然と高まっていきます。
まとめ|“自信がないから”ではなく“価値を信じて”価格を決めよう
自信がないときほど、人は自分を安く売ってしまいがちです。
でも、あなたの時間とスキルには、間違いなく価値があります。
・自信と実力は別
・価値は相手が決めるもの
・安売りは抜け出しにくい
・価格はあなたの肯定の言葉
「まだまだ未熟だから…」ではなく、「この金額にふさわしい人になる」と決めて価格を設定してみてください。
自分を信じることで、本当に出会うべきクライアントにも出会えるようになります。