「PCは得意」「タイピングも速いし、WordやExcelも使える」——
でも、それだけではWEB制作の仕事を本格的に請け負うことはできません。
在宅や副業でWEB分野の案件を取りたいなら、“最低限のスキルと作業理解”が不可欠です。
本記事では、「WEB制作・ホームページ関連で稼ぐために必要なスキルセット」と、「仕事の幅を広げる応用スキル」まで、段階的にご紹介します。
目次
ただ“PCが得意”では通用しない世界
「PCに詳しいからWEB制作できそう」という勘違いは非常に多いです。
ですが、現実は以下のような作業を理解・実践できないと、仕事としては成り立ちません。
- HTMLタグで構造を作る
- CSSでデザイン調整する
- WordPressの管理画面を扱い、投稿・更新作業を代行する
- 画像をリサイズ・圧縮してページ速度に配慮する
このような「実務で求められる操作」ができるかどうかが判断基準になります。
最低限必要なWEBスキル4選
これからWEB業界で副業・在宅ワークを目指す方が、まず押さえておくべき基本スキルは以下の通りです。
1. HTMLとCSSの基礎
ホームページの見た目や構造を作る土台です。
タグの意味、クラスやIDの使い分け、レスポンシブ対応の方法など、最低限の知識は必須です。
2. WordPressの操作・管理ノウハウ
企業サイトや個人ブログの大半はWordPressで構築されています。
投稿方法、プラグインの追加、テーマカスタマイズ、バックアップ方法など、最低限のCMS操作ができないと案件対象外になることも。
3. 画像編集ソフト(Photoshopなど)の基本操作
WEB素材として必要なバナーやアイキャッチ画像などを、適切なサイズ・画質で調整できることが求められます。
無料のPhotopeaやCanvaを使って代替することも可能です。
4. SEOの基本的理解
検索されやすいタイトル付けやmeta設定、alt属性の使い方など、SEOの基礎知識があると評価が上がりやすいです。
ここまでできれば「とりあえず案件が取れる」
上記のスキルがあれば、単価1〜3万円程度のサイト修正・保守案件や、ブログ運営のサポート業務などから仕事を始められるレベルです。
ただし、より多くの案件を取りたい、または継続依頼を受けたいなら、さらに上のスキルが必要です。
+αのスキルで「仕事の幅」が一気に広がる
最低限の作業ができるようになったら、次に目指すのは“デザイン”や“動画”などの応用スキルです。
1. Illustratorでの紙媒体デザイン
チラシ・名刺・ショップカードなど、印刷物のデザインができると、WEB×紙のハイブリッド案件が受けられます。
地方の小規模店舗や個人事業主からは、Webと紙を一括で頼まれるケースも多く、単価が2倍以上になることも珍しくありません。
2. IllustratorやPhotoshopでのWEBデザイン
バナー制作やLPデザイン、ワイヤーフレームからのカンプ作成ができると、「構築」だけでなく「提案・設計」から関われるようになります。
この段階になると、月10万円以上の継続案件やディレクション案件も視野に入ります。
動画スキルがあると「下請け先」で超歓迎される
最近では、WEB制作会社や広告代理店が、「YouTube動画の編集もお願いできませんか?」と相談するケースが急増中。
求められる動画編集内容の例:
- お店紹介・会社紹介動画のテロップ挿入
- ナレーションやBGMの追加
- YouTubeショート・SNS用縦型動画の切り出し
Adobe Premiere Pro、After Effects、DaVinci Resolveなどのソフトが扱えると、下請けからも継続依頼が入りやすくなります。
実際に、WEB専門で伸び悩んでいたフリーランサーが、「動画編集」スキルを得たことで、単価・依頼件数ともに2〜3倍アップした事例もあります。
まとめ|“最低限”を押さえてから“強み”を伸ばそう
WEB制作・ホームページ関連で収入を得るには、まずは以下の「最低限の基本スキル」が必要です。
- HTML/CSSの基礎知識
- WordPressの操作・管理
- 画像加工の基本スキル(Photoshopなど)
- SEOの基本概念
この基本を押さえた上で、
- Illustratorでのデザインスキル
- 動画編集の実務対応
などの“+αの武器”を磨くことで、収入アップと安定受注が見込めるようになります。
「なんとなくPCが得意」では通用しない世界。
でも、必要なスキルは決して難しすぎるものではありません。
基礎から一歩ずつ学びながら、自分の強みを活かせる分野を広げていくことで、WEB制作は確かな収入源になります。